症例・事例

超音波(エコー)

2022.03.30

【前立腺エコー】前立腺肥大症の事例

受診者 70代 男性
症状 頻尿、尿意切迫、尿線が弱く、キレも悪いとの主訴
画像所見 大きくなった前立腺が膀胱の中に突出している。(下の画像)
診断 前立腺は肥大化し膀胱を圧迫、前立腺の容積が60.8mlと大きく前立腺がん、前立腺肥大として、手術適応も含めて泌尿器科へ紹介するもまだ手術適応外、前立腺がんも否定しているとの回答。内服薬で加療開始。
正常前立腺 サイズ 14ml
正常①

横断面

正常②

縦断面

前立腺肥大症 サイズ 61ml
前立腺肥大①

横断面

前立腺肥大②

縦断面

2022.03.30

【腹部エコー】画像一覧

観察①正面・右側

肝臓の左側を観察

観察②右側

肝臓の左側を観察

観察③右側

肝臓の右側を観察

観察④右側

胆のうを観察

観察⑤右側

胆管を観察

観察⑥右側

肝臓の右側・右腎臓を観察

観察⑦左側

脾臓・左腎臓を観察

観察⑧左側・正面

膵臓を観察

観察⑨正面

膵臓を観察

2022.03.30

【頸動脈エコー】動脈硬化の事例

受診者 60代 男性
症状 急に言葉が話せなくなる。脳梗塞疑いで頭部CT撮影。
CT画像では特に特記すべきものはなく、一過性脳虚血発作(TIA)と判断。頸動脈の病変を検査した。
画像所見 ①動脈硬化の進行で、脳へ行く血管が狭くなっている。
②血管壁の断面厚が2.2㎜(1.1㎜以上の厚さで「動脈硬化あり」)
診断 一過性脳虚血発作では内頚動脈起始部のアテローム硬化性の動脈硬化が原因となることが多く、今回も血管の狭窄がみられる。治療はEPAを中心とした薬やスタチン系の薬を用いて動脈硬化の進展を防ぎ、血小板凝集抑制する薬を追加。脳梗塞へのリスクが高いので服用と経過観察が重要です。
頸動脈エコー①

長軸断面 ①プラーク

頸動脈エコー②

正常

頸動脈エコー③

短軸断面 ②血管壁2.2mm

患者様にはこちらのレポートをお渡ししています。
(※画像クリックで拡大)

頸動脈エコーレポート