症例・事例

2022.04.04

脂肪肝

 肝細胞の中に脂肪が蓄積された状態です。症状はほとんどありません。健診や偶然の機会の血液検査などで肝障害を指摘され、診断されることの多い病気です。アルコールによるものは、脂肪肝から肝線維症、肝硬変へと進展し、肝癌になることが以前より知られていましたが、アルコールを飲まない方の脂肪肝(非アルコール性脂肪性肝疾患NAFLDナッフルド/ナッフルディー)からも、肝硬変、肝臓癌へと進展する病態が存在することが明らかとなり、非アルコール性脂肪性肝炎(NASHナッシュ)と呼ばれています。病態がほとんど進行しない脂肪肝を非アルコール性脂肪肝(NAFLナッフル、以前の単純性脂肪肝)といいます。