症例・事例

2022.04.04

早期胃癌

 胃癌はその深さから早期胃癌と進行胃癌に分けられます。早期胃癌とは、癌が粘膜下層までの深さで、進行胃癌とは固有筋層よりも深く浸潤しているものをいいます。早期胃癌では転移していることが少なく、進行胃癌ではリンパ節転移や他の臓器への転移が多くなることが知られています。症状は、胃痛(みぞおち)・不快感・違和感、胸やけ、吐き気、食欲低下などですが、早い段階では自覚症状がほとんどありません。また、胃癌から出血することによって起こる貧血や黒い便(タール便)が発見のきっかけになる場合もあります。