症例・事例
2022.03.30
【頸動脈エコー】動脈硬化の事例
受診者 | 60代 男性 |
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症状 | 急に言葉が話せなくなる。脳梗塞疑いで頭部CT撮影。 CT画像では特に特記すべきものはなく、一過性脳虚血発作(TIA)と判断。頸動脈の病変を検査した。 |
画像所見 | ①動脈硬化の進行で、脳へ行く血管が狭くなっている。 ②血管壁の断面厚が2.2㎜(1.1㎜以上の厚さで「動脈硬化あり」) |
診断 | 一過性脳虚血発作では内頚動脈起始部のアテローム硬化性の動脈硬化が原因となることが多く、今回も血管の狭窄がみられる。治療はEPAを中心とした薬やスタチン系の薬を用いて動脈硬化の進展を防ぎ、血小板凝集抑制する薬を追加。脳梗塞へのリスクが高いので服用と経過観察が重要です。 |
長軸断面 ①プラーク
正常
短軸断面 ②血管壁2.2mm